見出し画像

B’zだけを追っていた男が、年に数百枚の新譜チェックをするようになるまで-レコチョク社員の音楽遍歴探訪vol.01‐

レコチョク(メディアラボ)では新企画【レコチョク社員の音楽遍歴語り】を始めたいと思います!!👏

個人的なおすすめ音楽や音楽の聴き方自体を紹介しつつ、音楽との関わり方が時代やメディアによってどう変わるのか?を見ていけるような記事にしていきたいと思っています✍️
また、この記事を通して、レコチョク社員やレコチョクという会社に興味や親しみを持ってもらうきっかけになれれば嬉しいです!
初回は年間数百枚の新譜チェックを4年継続する、この人に書いてもらいました!

自己紹介

Sです。レコチョクには新卒で入社して3年目です。業務内容は主に単曲売りのストア・プレイヤーアプリの機能改善企画・開発管理を担当しています。
最近はヒップホップを主に聴いているというか、勉強しています。意識的に音楽を聴き始めたのは小学校6年(2007年)くらいからですね。

B'z にドハマった少年期

もともと親が音楽好きな方ではあったので、音楽は身近だったな、という記憶もあるのですが、自分からこの人好き・CD買いたいって思ったのは、小学校6年生(2007年)の時に出会ったB'z です。

TSUTAYAに行ったら、店内でB'z が流れてて「かっこいい」と思って、タイミングよく20周年だったので、ベストアルバムやDVDを買って聴きこむうちにズブズブと好きになりました。
今聴いているものからすると意外、って言われることも多いんですが、B'z はいまだに大好きです。
中学1年生の頃(2008年)にはすでにファンクラブに入っていて、会報やいろんな雑誌のインタビューを読むとエアロスミスとか影響を受けた洋楽が紹介されているので、それをきっかけに少しずつ広げていきました。


当時同級生はORANGE RANGEとかGReeeeNとか、ジャニーズファンとかは一定数いたものの、音楽の話が合う同年代は全くおらず、結局この状況は大学生まで続きます。

で、TSUTAYAで借りた洋楽を家で聴いていると、親が現れ「それ好きならこれも聴いてみれば」ってポンと渡されたり。
それがNIRVANAやその周辺という感じで、B'z きっかけで聴いたものとはまた違ってかっこいいなって思って。ハードロックを聴いているところにグランジを渡されたので、親なりにつながりを考えてくれてたのかな、と今になって思ったりもするんですが(笑)。

それ以外だと、レッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)がMステに出演して。デスノートの時の主題歌なので、「Dani California」か。そこからレッチリを超聴いていました。

世の中的にはK-POP(少女時代・KARA)・残響レコードなんかが流行ってる中、自分は大学までB'z 、レッチリ、NIRVANA、親やテレビの影響でイエモン、BOOWYもちょこちょこ聴くという感じでした。
今25歳なんですが、大体40歳くらいの人と話が合いますね(笑)。

小中高時代(2007年~2014年)の音楽とインターネット

この頃、インターネットではウィキペディアで調べ物をするのと、YouTubeでは過去のライブ映像を見るのがメインでした。2ちゃんやmixiのコミュニティを眺めたりはしていましたが、SNSで交流したり自分から発信したりするのはもっと先の話です。

上京・ONE OK ROCK・初フェス

2014年に大学生になって上京して、レッチリ好きなサークルの友達ができたのが大きくて、その人と話す中で、ワンオク(ONE OK ROCK)にハマって。ワンオクかっこいいと思ってその友達とより音楽の話をするようになりました。そして「ロッキン(ROCK IN JAPAN FESTIVAL)行ってみない?」って話になって。

2014年、ROCK IN JAPAN FESにいきました。初フェスです。
当時チャットモンチーやサカナクションなども聴いてはいたので、そこを入り口に、一般的に邦楽ロックと呼ばれるものをいろいろ聴くようになって。自分が行く日のフェスに出ている人たちのYouTubeをチェックしたり。ライブとかフェスが面白いと感じていました。

僕ときのこ帝国

そんな中、これは僕の中で本当に大事な話なんですけど。
きのこ帝国に出会い、そこから僕の細胞の5割ぐらいは占めています。

きのこ帝国はポップなアルバムとそうじゃないアルバムがあって、初期の2枚はポップじゃないアルバムなんですけど、最初に聴いた時「ムズい」って思って、1週間ぐらいそっとしておいたんですよ。でも、「TSUTAYAに返すから、もう1回聴こう」って聴いたら、「めちゃめちゃよくないか…」って思って。その頃はライブに行くことに慣れていたので、すぐにライブ情報を調べて、「ちょうど来週あるじゃん」と思ってチケットを取りました。そしたら、ライブの帰りに道玄坂を下りながら泣いちゃって。
大学1、2年生(2014年~2015年)は特にきのこ帝国に命を注いでいました。

インターネットdigの本格化

そこからWebできのこ帝国の記事を読み漁るようになって。後聴きしたアルバムのリリース時のインタビューを読みたいって思っても、雑誌はもう手に入らないので自然とWebに行きついたんですよね。
そしたら、その流れでシューゲイザーっていうジャンルがあることを知ったんですよ。「結構好きなやつかもしれない」って思って、そこからが沼なんですけど(笑)。TSUTAYAに行って、シューゲイザーの中で有名と言われるアルバムたちを借りて家で聴いたら、これ「本当にかっこいいな」って思って。そこから結構海外のインディーズ系にハマっていきました。
ライブやフェス通いもどんどん加速して、大学3年生(2016年)の時にFUJI ROCKにも行き出して、それをきっかけにTwitterのフォロー/フォロワーが増えて、みんな本当にたくさん新譜を聴いているんだな、っていう事に気づいて。

サブスク・SNSが音楽の主戦場に

年末に「音楽大好きクラブ」(http://ongakudaisukiclub.hateblo.jp/)っていうメディアをやっている方がいるんですけど、その人と交流があり、「年末のベスト出すけど好きな曲あったらレビュー書く?」って話が来て、「書きます!」って言って書いたのと、みんなの年間ベストみたいのを見ていったら、もちろん全然知らないのとかあまり触れないジャンルのものあるけど、聴くと凄くいいなって思って。新譜聴くってその時の時代がある程度でるし、“ジャンルの再構築”みたいなのもあったりするので、面白いなって思って。ちょうどサブスクリプション(音楽聴き放題サービス)にも加入し始めたぐらいの年だったんで、コスト面でも全然負担にならないから、めちゃくちゃ曲を聴いていました。

そこから、Twitterでフォローしている人とかが呟いてる今週の新譜を結構片っ端から聴くことで、知らないジャンルを知れたり、めっちゃ好きなアーティストを見つけたりして。
フォロワー以外でもインディーネイティブ(https://www.indienative.com/)で、リリース情報をカレンダーに登録してまで聞き漁ったり。
AOTY(https://www.albumoftheyear.org/)っていう「フィルマークス」の音楽版みたいなサイトで今週の新譜を見て、単純にジャケが気になったものとか、その時聴きたいジャンルで探してみたりとか。
あとはそのアーティスト、ロックはロックだけど、どんなジャンルなんだろうって調べて、「こういうジャンルがあるんだ」とか、「よく分からないな、難しいなこのジャンル」とか。「このジャンルの有名なアーティストとかアルバムは?」という感じで聴いてみて。この4年くらいはこんな調子で年に数百枚の新譜を聴いていますね。

今の音楽との向き合い方と悩み

最近時代の転換期に身を置いているなって思っていて。今までは過去の歴史を追う側にいたんですけど、ジャンルが生まれる瞬間に結構立ち会っているな、と。

ある程度フィックスされた歴史を後追いするんじゃなくて、現在進行で変わっていく流行とかスタイルを肌で感じたり、理解できたりできなかったり…。極端な事を言えば、自分の再生回数によってジャンルの未来が決まるかもしれない。僕たちで勝手に作ったりしている造語も、もしかしたら10年後に歴史に残ったりするのかも、とか思うと、結構すごいことだなって思います。今に限らずそういうもので文化は形成されていくのですけどね。

昔だったら、どっかの雑誌で言ったのが始めてこのジャンルが生まれたもの、とかが調べたら結構出てくるんですけど、それがヴェイパーウェイブを筆頭に、インターネット上で「誰が言ったかわかんないけど、このワード出てきて勝手に一人歩きして、気づいたら3年後ジャンルとして確立されていた」ってなるのを見ている感じはして。面白いし、これも今っぽいっちゃ今っぽいのかなって。

それでも音楽を聴く理由

時には時代を追うことを面倒くさいなーと思ったりしつつも新譜を聴いているんですけど(笑)、その中で“一生聴き続けるだろうもの”に出会うのって年2,3枚なんですよ。冷静に考えたら超コスパ悪いんです。でも、年2,3枚に出会った時の衝撃がやっぱでかすぎるので、やめられなくて(笑)。
あと、サブスクだからこそだと思うんですけど、0時になったらみんな同時に聴けるじゃないですか。これはコミュニティーがある前提ですが、0時になったら「今週の注目はこれかな」「前作良かったアーティストが新譜を出すから」みたいなのをTwitter上で書いている人がいるんですよ。別に感想は全然違っていいんですけど、「今自分たちは“新しいもの” “すごいもの”をみんなで、リアルタイムで聴いて歴史をなぞっている」という感覚がすごく楽しいし、衝撃的なものが出てきた時の、本当に小さい範囲ですけど、歴史がガラって傾いた瞬間がとんでもないし面白いな、って思ってて。

去年(2019年)だとThe1975の「Brief Inquiry Into Online Relationshipsが出た時とか、すごくネット上では盛り上がりがあったんですけど、それをみんなでリアルタイムで聴いて、「すごいものが出た!」って毎日Twitterで言ってた記憶があります。

その後にサマソニ出ます、日本に来ますってなった時の、勘違いでもいいんですけど「僕たちが感想などをインターネット上で言ったり聴いたりしている小さな積み重ねもあって来てくれるのもあるかもな」、って思った時とかは、本当に嬉しかったです。

そういう楽しみとかいろんなことを考えると、これからも新旧問わずですが、いろいろな音楽を聴き続けるんだろうなあと思います。


スキ嬉しいです~!
18
レコチョクの公式noteです。コミュニケーションスローガン「音楽は、夢を見る。」をもとに、音楽に関する様々な情報をお届けします🎧 Twitter、Instagram、Facebook(https://www.facebook.com/recochoku/)もやってます!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。